最先端の凍結技術「凍眠」とは?

こんにちは、対馬水産です!
今回は、対馬水産でも活用している、テクニカンの液体急速冷凍技術「凍眠」についてご紹介します。
対馬水産では、新鮮な魚介を最高の状態でお届けするために、冷凍技術にもこだわっています。その中でも、食品の鮮度をしっかり保てる「凍眠」は、対馬水産の商品にも取り入れている優れた冷凍技術です。

本記事では、この「凍眠」の仕組みや特長、対馬水産での活用事例について詳しくご紹介します。ぜひ最後までご覧ください!

テクニカンの急速冷凍「凍眠」

凍眠とは?

凍眠とは、-30℃のアルコール液を使った液体凍結技術のことです。一般的な空冷式の冷凍と違い、食品をアルコール液に直接浸すことで、一気に冷却され、短時間で均一に凍結できます。

この方法により、食品の細胞を傷つけにくく、解凍後もドリップ(食品から出る水分)が少なく、鮮度や旨みをしっかりと保つことができます。

液体凍結の仕組み

一般的な冷凍方法では、空気を使って食品を冷やすため、冷却ムラが生じたり、時間がかかることで食品の細胞が壊れやすくなったりします。

一方、凍眠の液体凍結では、アルコールが食品を包み込むように冷やすため、均一かつ素早く冷凍されます。

これにより、食品内部の氷の粒が小さくなり、解凍時に旨みや水分が流れ出る「ドリップ」の発生を最小限に抑えられます。

対馬水産の工場で、急速冷凍「凍眠」を活用し加工している。
解凍した新鮮な生穴子

「凍眠」による鮮度の維持

食品を素早く冷凍することで、細胞のダメージを最小限に抑え、解凍後もみずみずしい食感を保つことができます。特に魚介類や肉類は、ドリップが少ないほど食感が良く、旨みがしっかり残ります。

そのため、凍眠で冷凍された食品は「冷凍とは思えない鮮度」と評価されています。

対馬水産の商品にも活用!

対馬水産も天然真穴子や天然甘鯛をはじめとする商品で、この「凍眠」を用いて冷凍し、鮮度をしっかりと保った状態で世界中のレストランへお届けしています。

特に穴子は、冷凍によって身が締まりすぎたり、ドリップが出やすい食材ですが、「凍眠」を使うことでしっとりとした食感や旨みを、そのまま楽しむことが可能となります。

対馬水産の商品一覧。
生穴子、蒸し穴子、剣先イカ、甘鯛

まとめ

凍眠は、従来の冷凍技術の課題を克服し、食品の品質を最大限に引き出す急速冷凍技術です。アルコールを使った液体凍結により、ドリップを抑えながら鮮度を保ち、食材本来の美味しさを維持できます。
対馬水産でもこの技術を取り入れ、世界中のレストランへ最高の鮮度を保持した商品をお届けしております。今後もこの急速液体凍結技術「凍眠」を活用し、より安心で高品質な商品を提供してまいります。

対馬水産株式会社ではお客様のご注文をいただいてから、旬の時期に港で買い付け、世界中のお客様へお届けしています。
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急速冷凍「凍眠」を活用した「対馬金穴子」と「甘鯛」の活用例や解凍方法もご紹介しておりますので、ぜひご覧ください!

穴子と甘鯛を使った調理例

解凍方法